ソロモン流で紹介
女性料理人スペシャル
亡き父の跡を継ぎ、老舗の看板を守り続ける天ぷら職人:高畑粧由里
先代の時代からの常連も絶賛する名物 かき揚げ丼
・てんぷら 天茂:東京都港区赤坂3-6-10
22席ある店内は常に満席
食通として知られた作家:向田邦子が生前入院中に書いたエッセイにも登場する
“退院祝いは赤坂の天茂の天丼…”
「かき揚げ丼」1300円
昭和39年の創業当時からの名物
客の7割が注文する
大人気の名物の味を守っているのは高畑粧由里
父である倉茂富夫が創業、多くの著名人に愛される天ぷら職人だった
特にかき揚げは日本で一、二を争うと評判だった
そんな倉茂富夫の一人娘として生まれたのが高畑粧由里
幼いころからの夢だった教師になり、学生時代から付き合いがあった夫と結婚した30歳の時、大きな転機が訪れる
心筋梗塞で倒れた父は、退院したものの手に後遺症が残り、以前のように天ぷら揚げる事が出来なくなっていた
31歳で教師を辞め、天ぷら職人の道へ進む事となった
それまで怒った事がなかった娘に職人の技を厳しく教える日々が始まった
名人の技を娘に伝えた父は2003年に他界
「かき揚げ天丼」の極意とは
一、揚げたての天ぷら
二、熱々のご飯
三、熱の入ったタレ
使うタネは小エビと小柱のみの江戸前かき揚げ
衣は卵を多めにする事でふっくらするだけでなく、しっかりと揚がるので旨みが増すと云う
油はごま油と綿実油を7:3の割合でブレンド
どんぶりに綺麗におさまるように形を整える
かき揚げの真ん中に穴を空け、中に火が通しやすくする
47年間、継ぎ足してきたタレは亡き父から譲り受けた天茂の宝
タレにどっぷりとくぐらせ、柚子の皮を乗せれば完成
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