みんなの家庭の医学で紹介
時間栄養学:体内時計を利用し食事の摂り方や摂る時間等を実践する最新科学
主婦(64歳)
悪玉コレステロール(LDL)が
正常値140以下のところ1.5倍の210に達していた
栄養クリニックに通い始め、わずか半年間で210から147に
栄養クリニックで受けた指導とは?
1、食事の内容
2、食事の時間
・女子栄養大学 栄養クリニック
女子栄養大学副学長 医学博士:香川靖雄
低カロリーなのにコレステロール値を悪化させた原因が「体内時計」
体内時計とは体の中にある24時間時計
睡眠 血圧 体温のリズムを司る
時計遺伝子:体の様々な臓器の細胞に存在し、時間を刻んでいる遺伝子
1日24時間を計る仕組みが備わっている
まず時計遺伝子は細胞内にタンパク質を分泌させる指令を出す。細胞内にタンパク質が一杯になるまでにおよそ12時間かかる。すると次に細胞内に一杯になったタンパク質を減らす指令を出す。ふたたびタンパク質がなくなるまでおよそ12時間かかる。このように1日のサイクル24時間を計る事で睡眠 血圧 体温など人間のリズムをコントロールしている
この時計遺伝子により理想的な食事時間も決まっている
朝食と夕食の時間は起床時間によって決まる
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例えば
毎朝7時に起きる人は
・起床から2時間以内に朝食
・起床後10~12時間後に夕食をとるのが理想とされる
起床がズレればその分、食事時間もズレる事になる
時計遺伝子は1日ごとにリセットされ、毎朝新たに時計の針をスタートさせている。
問題は体の場所によってリセット方法が違う
・脳:脳の中にある時計遺伝子をリセットするのは「朝日」
・内臓:内臓の時計遺伝子をリセットするのは「朝食」
内臓の時計遺伝子をリセットするにはタンパク質が必要
タンパク質の少ない朝食では時計遺伝子はリセットされず内臓の機能も低下したまま
すでに活性化している脳が栄養分が入っていない事を感知。
体が飢餓状態にあると判断
そんな時に昼食をとると飢餓状態に対応するために体内に脂肪をため込む機能がスタート
脂肪がエネルギーとして消化されずコレステロール値が増加
BMAL1(ビーマル1):タンパク質の一種
このタンパク質には体内に脂肪分を取り込む働きがある
BMAL1の数はは起床後14~18時間後が最大に達するという特徴がある
●栄養クリニックの指導により
朝食は納豆やチーズなどの高タンパク質の食材に変更
夕食は肉類などの脂肪分を控え、必ず起床から10~12時間後の間に摂るように改める
その結果
わずか半年間で
体重:61kg→56kg 5kg減
悪玉コレステロール:210→147 -63
中性脂肪:112→69 -43
●食習慣が自身の体内時計と合っているか?
朝食を抜いた場合:男性で100kcal、女性80kcalも余計に脂肪をため込んでしまう
夕食の時間がズレる場合:男性50kcal、女性40kcalも余計に脂肪をため込んでしまう
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