ワールドビジネスサテライトで紹介
胃ガンの原因であるピロリ菌、最大の予防はピロリ菌の除菌
・三重県大学医学部付属病院:三重県津市
ピロリ菌は抗生物質を使って除菌する
しかし除菌に失敗する患者の増加が問題となっている
除菌に使う抗生物質は様々な感染症の治療に使われており、薬に耐性を持つピロリ菌が出てきたため
効果が無い場合、患者は薬を換えながら7日間ずつ飲み続ける事になる
●ピロリ菌を除菌するオーダーメイド治療
ピロリ菌の遺伝子を分析して最も効果の高い薬を選ぶ
まず内視鏡を使ってい液を採取する
胃液の中にいるピロリ菌の遺伝子を分析する
薬に対して耐性を持つピロリ菌は遺伝子の配列の一部が変異していることが分かっている
そこでピロリ菌の遺伝子の変異を検出し、薬が効くかどうかを事前に判断する
分析には特殊な検査液を使う
機械を使って検査液と患者の胃液を混ぜる
検査薬は変異した遺伝子配列に結合する
そして熱を加えると薬に耐性を持っている場合はおよそ45℃で分離し、
耐性を持っていない場合はおよそ55℃で分離する
この検査薬の性質を使って薬の効果を事前に調べる
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