みんなの家庭の医学で紹介
名医のセカンドオピニオン
名医が治らないかゆみを解決
皮膚科の名医:厚生会木沢記念病院 病院長:北島康雄
キャリア40年間で7万人異常を治療
かゆみに潜む重大な病の兆候を発見する名医
●治らないかゆみ
症状:首の周りのかゆみ、赤い発疹
症状:引っ掻いた処が斑点のとように腫れていた
近所の皮膚科を受診
ファーストオピニオンは皮脂欠乏性皮膚炎
皮脂の減少で起こるかゆみを伴う炎症
処方された薬を塗り、一旦おさまる
症状:赤い発疹が広がる
近所の皮膚科を受診し、さらに効果の強い薬が処方された
しかし、数日後またかゆみがぶり返す
症状:まぶたにも発疹
皮膚科の名医:北島康雄のセカンドオピニオン
一通りの問診を終え、発疹の状態を入念に診察
名医の視点:まぶたの赤い発疹に注目
名医の視点:引っかき傷に注目→1ヶ月以上治らない引っかき傷
名医の視点:指の赤い斑点に注目→ゴットロンサイン
名医の視点:足を軽く掴む→少し握られただけで痛い
全身の徹底検査を指示
●北島康雄のセカンドオピニオンによると「胃ガン」
まぶたの発疹は皮脂欠乏性皮膚炎にはみられない症状
・通常、引っかき傷は長くても約2週間で消える
引っかき傷が赤いまま消えないのは2つの病が考えられる
シイタケ皮膚炎:生焼けのシイタケの毒素が原因で引っかき傷が消えにくいのが特徴
皮膚筋炎:免疫異常で自分の皮膚細胞を攻撃し、炎症が発生。かゆみや発疹が出る
・指の赤い斑点は皮膚筋炎の特徴的な症状
免疫システムの暴走は皮膚だけにとどまらず、筋肉細胞にも攻撃する
・足をつかんで筋肉の痛みを確認
ガン細胞が発生すると免疫細胞がガンを攻撃
その後、ガン細胞が表皮や筋肉近い構造に変化
免疫細胞が表皮や筋肉を攻撃し、皮膚筋炎という病になる
皮膚筋炎患者の約30%が何らかのガンを併発している
中でも多いのが胃ガン、肺ガン、乳ガン
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