みんなの家庭の医学で紹介
いま女性に急増している病スペシャル
最新の研究でその病になりやすいタイプがアゴの大きさを見るだけで分かると云う
日本大学医学部・睡眠学・呼吸器内科学:赤柴恒人 教授
千葉大学学院医学研究院 麻酔学講座:磯野史朗 准教授
●睡眠時無呼吸症候群の症状
・身に覚えのない落書き
・気付かないうちにバス停を乗り過ごす
・イビキをかく
・夜中に息苦しくて目が覚める
突然の睡魔が典型的な特徴
●睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中1時間に10秒以上の呼吸停止が5回以上起こる病気
潜在的な患者も含めると推定200万人
脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす事もある
●睡眠時無呼吸症候群の原因は?
寝ている時に首周りの筋肉が弛緩することで起こる
太っていればその分、舌も肥大化して気道が圧迫され無呼吸になる
睡眠時無呼吸症候群は肥満気味の男性に多いと思われてきた
女性の場合、首回りの筋肉が弛緩しない状態を保つことができる
その鍵を握っているのが女性ホルモン エストロゲン
子宮内膜を増殖させ妊娠や出産に関わる重要なホルモン
実はエストロゲンは首回りの筋肉を弛緩させにくくする働きもあると考えられている
しかし、閉経などで女性ホルモンが減ってしまうと、女性でも条件は男性と同じになる
肥満であれば睡眠時無呼吸症候群になりやすくなる
睡眠時無呼吸症候群患者のおよそ43%が肥満ではない
アゴが小さいと病のリスクが高くなると最新の研究で分かってきた
●睡眠時無呼吸症候群になりやすいアゴの特徴
・えらが張っていなくてすっきりしているアゴ
・横顔において眉間から鼻の根元にかけて垂直に伸ばした直線の内側にアゴが入っている
・歯並びが悪い人はアゴが小さい人が多い
●なぜ小さいアゴだと病のリスクが高くなるのか?
アゴが小さいと口から喉にかけての容積が小さくなり、同じ舌の大きさでも気道を狭めてしまう
アゴの小さい女性が閉経後に少しでも太ると睡眠時無呼吸症候群になるリスクが高くなる
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