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●戦国武将の埋蔵金
3本の矢の逸話で知られる戦国時代屈指の名将:毛利元就
わずか一代で中国地方全域を支配した
その毛利元就の埋蔵金が子孫が営む寺に眠っていると云う
・法専寺:呉市音戸町
戦国時代から400年以上続く由緒ある寺
毛利元就の末裔である住職の毛利滉
屋根には毛利家の家紋が刻まれている
さらに寺と元就をつなぐ、元就が九州の戦いで手に入れた貴重な戦利品とされる菊池千本槍
名刀として名高く、この寺ではその刃を磨き、代々大切に受け継いできたと云う
さらに、この寺には珍しいものがある
敵の侵入を防ぐ為に用いられた武者返しの石垣
当時世界でもトップレベルの銀の産出量を誇った石見銀山
毛利家はその石見銀山を40年近く支配し、莫大な財力を蓄えていた
しかし、その使い道についてはわずかな記録しか残っておらず、富の行方は多くの専門家が謎として追いかけている
元就には埋蔵金を残す動機があった
●幼すぎた跡継ぎ
元就は息子:隆元に家督を譲り、隠居したが、その隆元が突然亡くなってしまう
跡継ぎは孫の輝元
だがこの時、輝元はわずか11歳
しかも元就は病を患い、毛利家の行く末を案じていた
●住職の不思議な微笑み
1600年、関ヶ原の戦いで毛利家は敗北
新たにこの土地の領主となった福島正則がこの寺を訪れた時、武者返しがあることを怪しみ、閉門を命じた
寺が閉鎖されれば落胆するはず、ところが当時の住職はその命令に何故か、にやりと微笑んだと云う
●和歌に隠された暗号
古くから埋蔵金の中には和歌に隠し場所を詠み込んだという言い伝えがある
毛利元就が詠んだ和歌“のこりぬる 一木の影も ちる花に ものさひしさや ふるてらの内”
(訳)古い寺の木の陰にある桜 その花が散るのを見るともの寂しい
解釈を変えると
「のこりぬる」→「残されている」
「一木の影も」→「木の陰にできる部分」
「ちる」→「ばらばら」
「花」→「宝」
「ふるてらの内」→「古い寺の中」
これをつなぎ合わせると“古い寺の中 木の陰に出来る部分 ばらばらに宝 残されている”
元就が残した和歌の中で寺が登場するの全部では5首
しかし、この和歌だけ「ふるてら」と寺の名前は記されていない
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