シンドロームXで紹介
●ドライシンドローム(乾燥症候群)
多くは中高年の女性が発症する
・鶴見大学歯学部:斉藤一郎教授
全身に乾燥をきたす現代病として女性に多く起きるのが特徴
1、目が乾くドライアイ
2、口が渇くドライマウス→舌の表面にひび割れや雑菌の繁殖が生じる
3、肌が渇くドライスキン
4、膣が渇くドライバジャイナ
上記4つの症状の総称をドライシンドロームと云う
本来潤いが必要な部分が渇いてしまう
その原因にはストレス、過度の薬の服用、食生活の変化、更年期障害が考えられる
●サクソンテスト:ガーゼを使ったドライマウス診断
1、事前に重さを計ったガーゼを口に含む
2、ガーゼを2分間しっかりと噛み続ける
3、計測して唾液量を調べる
4、噛んだ後-噛む前=2g以下はドライマウスの疑い
唾液が無くなると舌にある味蕾(味覚センサー)が傷つき味覚に障害が出る
唾液には抗菌作用があり雑菌や虫歯の繁殖を防いでいる
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●国内の患者は予備軍も含めると3000万人
欧米の調査によると人口の25%がドライシンドローム患者の可能性あり
女性ホルモンと唾液腺は関係があるため、加齢と共に症状が出やすい
女性の場合、30代以降で症状が出やすい
1、口の乾きが3か月以上続いている
2、口臭が気になる
3、あごの下、耳の下が繰り返し腫れる
この項目に該当すればドライマウスの可能性がある
●ドライマウスの初期症状
食事がしづらい、虫歯や歯周病が増える、口臭、飲み物を持ち歩かないと気持ち悪い
●ドライマウス対策
・食べ物を良く噛む
・柑橘類の食べ物を摂る
●ドライマウス予防エクササイズ
・ポッピング:口の奥から舌をゆっくりと動かして舌打ちする
・舌グルグル:舌を口の中でゆっくりと1周させ逆回りも行う
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