夢の扉+で紹介
普通に暮らしているだけで知らず知らず病気を予防できる夢のようなシステム
金沢大学 理工研究域 機械工学系 教授:山越憲一
●あなたの自宅が人間ドックに
富山県射水市、2年前からひとり暮らしをしている男性、80歳
50代のころから心臓を患い、100m歩いただけで息切れをおこすほど
呼吸困難で何度も病院に運ばれたと云う
ところが今は山越のシステムを導入
睡眠中、呼吸困難に陥らぬよう酸素マスクをつけて寝るのが日課
それ以外は何かを測定するわけでもなく就寝
看護師が寝ている間の男性の健康状態をチェックし、テレビ電話で会話
その秘密が布団の下に敷いたシート
・圧力を加えると電気抵抗が変化する抵抗変化型の圧電センサー
枕の下のセンサーで心拍数、呼吸数をチェック
心拍によってわずかに変化する頭の重さで心拍数を計測
呼吸の数は胸郭と連動する頭の動きから割り出している
胴体の下のセンサーは体温、睡眠時間、姿勢をチェック
利用者に一切機器の操作をさせずに自然のうちに計測数値をとる
これらの情報がリアルタイムに病院に送られ、異常がないか見守られている
・座っただけで血圧を測定する便座
太ももの裏を圧迫し動脈に赤外線を当て動脈の収縮から血圧測定する
さらに便座に座っている時、自動的に体重を測定
加えて排泄物の量も計測できる
・心電図をとるお風呂
湯船の内側に配置された電極が心臓から出る微弱な電気を感知する
それによって心電図や呼吸波形といった情報を計測できる
先進的ICT遠隔医療システム「IMIZUNO-HOME」
総務省「ユビキタス構想推進事業に円あく在宅医療支援プロジェクトとして認定された
・ウェアラブル型生体計測システム:患者の活動状態をリアルタイムでチェックする
山越が描くスマートタウン構想
医療機関が地域に暮らす人たちの健康状態をいつでも見守る事ができ、地域全体で病気を予防しようという社会
スポンサーリンク
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。