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名医のスゴ技!最新医療
●白内障手術に革命を起こした眼科医
白内障とは高齢者に多い病気で60歳以上のうち約6割が発症すると言われている
白内障になると水晶体が白く濁り、景色が白くかすんで見えるようになる
最悪の場合、失明の恐れもある病気
以前の手術は麻酔をしてから眼球を半周近く切り、白く濁った水晶体を取り出し、人工の物と取り換える
縫合も必要だったため、手術時間は1時間以上かかり、入院しなければならないことも…
その後、超音波治療など進歩していく中、1人の医師の登場によってその常識は大きく覆される
・三井記念病院 眼科部長:赤星隆幸
赤星の下には1日平均40~50人の白内障患者が訪れる
まず麻酔は注射を使わず、目薬をさすだけ
次に眼球表面の薄い角膜に切込みを入れる
その幅はわずか1.8㎜
角膜には血管がないので出血しない
赤星自ら開発したフェイコ・プレチョッパー
先端にダイヤモンドの刃が付いたピンセットのような器具
先ほど開けた切込みから器具を差し込み、水晶体を真っ二つに
さらに90度回転させもう一度真っ二つ
この技術はプレチョップ法と呼ばれ、白内障手術を格段に進歩させた治療法
そして小さく分けた水晶体を掃除機のように少しずつ吸出す
続いて先ほど開けた切込みから人口の水晶体を入れ、目の中で広げたら手術は成功
手術の時間はわずか5分
手術終了後わずか2、3時間で帰宅可能
赤星は自ら開発した器具の特許を取っていない
現在、世界65カ国に普及し多くの白内障患者を救っている
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