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治る!胃ガンの最新治療
手術後の再発予防や他の臓器に転移し、手術が出来ない進行ガンの治療には抗がん剤が使われる
手術が出来ない進行ガンには「シスプラチン」+「TS-1」が標準的に使われてきた
抗がん剤には吐き気や脱毛など、厳しい副作用がつきまとう
にも関わらず効果は使ってみるまで分からないと云う課題があった
・がん研有明病院:東京都江東区
そんな課題の克服につながる新たな治療が登場した
●オーダーメイド医療
オーダーメイド医療とはそれぞれの患者の体質に合わせて行う治療のこと
抗がん剤の場合は投与前にその効果を予測できればより効果的な治療が出来る
1、まずガン細胞を免疫染色装置で4時間染色し、、オーダーメイド医療の為の目印を分かるようにする
その目印とはガン細胞の増殖にかかわる「HER2タンパク」
「HER2タンパク」を多く持つ患者に効果的な抗がん剤が「ハーセプチン」
ガン細胞の表面にあるHER2タンパクはガン細胞の増殖を促す物質がくっつくとガン細胞の核に信号を送る
するとガン細胞は増殖してしまう
ハーセプチンはその働きを妨げる
ハーセプチンがHER2タンパクと結合するとガン細胞に増殖の信号が送られなくなる
HER2タンパクの量が多い全体の2割程度の胃ガン患者に効果が期待できる
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