みんなの家庭の医学で紹介
名医ならこう判断するセカンドオピニオン
●治らない胸やけ
兵庫医科大学病院:兵庫県西宮市
食道と胃の名医:三輪洋人(上部消化器科 教授)
これまでに食道や胃の病に悩む1万人以上の患者を治療
患者の訴えに隠された真実を探り当てる
患者の言葉には思い込みや勘違いも潜んでいる
症状は喉のつかえ、胸やけ、食べ物が喉まで上がってくる
近所の総合病院で内視鏡検査
●ファーストオピニオンは逆流性食道炎
噴門が開きやすくなり胃酸や内容物が逆流してしまう病
原因は加齢、肥満、酒、タバコ
日本人の約6人に1人が患っている病
胃酸を抑える薬で治療
しかし何を食べても喉がつかえる
水なしに食事を飲み込むことができない
さらに夜中激しい胸の痛みが襲う
●三輪先生のセカンドオピニオンは「食道アカラシア」
患者の訴えを疑う問診により
・酸っぱくない逆流がある
・水ですら飲みこむのが困難
・食事中みぞおちの上部が痛む
食道と云うのは本来、食べ物を蠕動運動で押し進め、噴門が開いて胃に送り込む
食道アカラシアは下部食道括約筋が緊張し、何らかの原因で噴門が閉じたままになる病
酸っぱくない逆流は逆流が食道から起こっている証拠
噴門が閉じてしまうため水でもつかえてしまう
逆流性食道炎は空腹時に痛むが、食事中にも痛みがあるのは逆流性食道炎の可能性は低い
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