みんなの家庭の医学で紹介
階段を上がると心臓がドキドキする
不安やイライラすると心臓がドキドキする
命を脅かす危ない動悸 名医の心臓若返り
・北里大学北里研究所病院 副院長 循環器内科部長:赤石誠
動機とは心臓の拍動を不快に感じること
●命を脅かす危ない動悸「心室頻拍」
・目の前が暗くなる
・10分休んでも鼓動が治まらない
・でんでん太鼓の様な激しい鼓動
心室頻拍とは心臓の下側にある心室が突然興奮し始め、脈拍が毎分150回以上に早まり、最悪の場合、突然死を起こす
原因は無理な運動とストレス
心臓はその上部にある洞結節が規則的に電気信号を送り収縮するが、急に激しい運動をすると心室からも異常な電気信号が発生し鼓動が激しくなる
●命を脅かす危ない動悸「心房細動」
・安静時に鼓動が速くなる
心房細動とは心臓の上部にある心房が突然興奮し不規則に細かく震えて心臓が規則正しく収縮できなくなる
主な原因は加齢や高血圧で心臓が肥大すること
心臓の電気信号が不安定になり発症する
発症の引き金はストレス
心臓には自律神経が多く張り巡らされている
その為、ストレスを感じると心臓の負担となり異常な電気信号が発生してしまう
特に日中に強いストレスを受けた人は、夜にふっと緊張が途切れた瞬間に異常な電気信号が発生しやすい
さらに恐いのは心房が震えると内部に血栓ができる、その血栓が脳の血管に詰まり脳梗塞が起きる
長嶋監督やオシム監督の脳梗塞も心房細動が原因といわれている
●命を脅かす危ない動悸「狭心症」
・下り坂なのに息があがる
・運動時のような激しい鼓動
・重石を乗せられたような胸の圧迫感
狭心症とは心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が動脈硬化が原因
冠動脈が動脈硬化で細くなると心臓の筋肉に運ばれる酸素や栄養分などが不足し、心臓の機能が低下
その結果、心臓の電気信号が乱れ、動悸や胸の圧迫感などが引き起こされる
●鼓動の違い
正常な鼓動は安静時、1分間に60~70回程度鼓動する
心室頻拍の鼓動は1分間に150回以上鼓動する
心房細動の鼓動は間隔がバラバラ
スポンサーリンク
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。