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手術不可能の末期の肝臓ガン
体内時計を利用した「時間治療」を施した3カ月後、ガンが60%以上縮小、手術が可能に!
・横浜市立大学付属病院 消化器・肝臓移植外科チーム
横浜市立大学付属病院 大学院 消化器病態外科学 教授:遠藤 格
●時間治療とは?
その病に対してもっともすぐれた効果が期待できる時間を割り出して行う治療
・抗ガン剤の投与方法
一般的に抗がん剤の治療というのは24時間同じスピードで抗がん剤を点滴するが、時間治療は患者さんの体内時計に合わせて抗がん剤の投与スピードを増減させる
午後10時から翌朝10時までの12時間、抗がん剤の総投与量が1.5倍
抗がん剤を排出させる酵素の活性率が最も高くなるのが午前4時
横浜市立大学付属病院では手術不可能な患者の80%が手術可能になった
通常、抗がん剤は吐き気や倦怠感などの副作用があるが、この時間治療では正常な細胞を傷つけずにガンを攻撃、細胞分裂のリズムを活用したおかげで副作用も少ない
横浜市立大学付属病院のガンの時間治療は
・肝臓ガンのみ
・転移がない場合に限る
など様々な条件がある
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