みんなの家庭の医学で紹介
治らない症状を解消
名医ならこう診断する「セカンドオピニオン」
獨協医科大学病院:栃木県下都賀郡
●頭痛治療の名医:平田幸一
「頭痛外来」には全国から年間延べ3600人もの頭痛で苦しむ患者が訪れる
厚生労働省の「頭痛ガイドライン」の編集にも携わった頭痛治療の権威
彼が行うのは30分問診という独自の診察法
頭痛がいつ?どう起きたか?だけでなく普段の生活習慣に至るまで詳細な問診を行う
頭痛の隠された本当の正体を導き出す
42歳の女性の悩み
1、25歳くらいの時から月に数回ひどい頭痛に襲われる
2、3日間、水も口に出来ず吐き続ける
3、頭痛と共に腹痛が起き、大便をしたくなる。その後決まって頭痛がひどくなる
病院では片頭痛と診断され、片頭痛薬を処方されているがあまり効果がない
平田先生の診断によると
●腹部片頭痛
国際頭痛分類の診断基準にもある正式な病名
特に子供に多い
子供の場合は片頭痛が無く、腹痛や吐き気が症状
大人になっても残る人がいる
大人の場合は片頭痛+腹痛。便秘や下痢を伴う
片頭痛が起きる時、脳の血管ではセロトニンという物質が分泌される
セロトニンが出ると血管が大きく広がり、まわりの神経を刺激し、痛みを引き起こす
これが血管の拍動に合わせてズキンズキンと痛みが出る理由
腹部片頭痛もセロトニンが原因
セロトニンの体内分布は脳に2%。胃腸には90%もある
胃腸でセロトニンが分泌されるとお腹が痛くなる
治療法はトリプタンという片頭痛の特効薬が効果的
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