裏ネタワイドDEEOナイトで紹介
被害対策弁護団の弁護士:宇都宮健児が語る
●12000人から350億円をだまし取った経済革命倶楽部詐欺事件の真相
経済革命倶楽部詐欺事件、通称 KKC事件
元会長 山本一郎を筆頭に、1995年~97年の2年間で
約12000人から350億円をだまし取った詐欺事件
金を集めるために提唱した未常識経済、将来的に常識となる経済
従来は商品を売れば儲かる「それは間違っている。買えば買うほど儲かるんだ」と謳った
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●経済革命倶楽部詐欺事件の手口
買えば買うほど儲かる、と「平成小判」など様々な高額商品を販売
出身者がゴールドコースに入るには出資金100万円が必要
ゴールドコースは平成小判の取引ができる、と会員のレベルを設けた
100万円出資すると2か月後に120万円と平成小判が送られてくる
さらに平成小判をKKCに換金すると28万円
50日間で100万円プラス、48万円に利益がある
その後、ゴールドコースの会員には20日ごとに48万円ずつ4回の配当がある
100万円の出資が数か月後に340万円になって返ってくると謳った
出資者からの金を事業に投資し増やし利益を配当金として分配していると説明
しかし実際には事業は失敗、もしくは投資の実態はなく、
新たな出資者の出資金を元々の出資者の配当金にまわしていた
●経済革命倶楽部詐欺事件の仕組み
社員はごく一部、全国を25の区部に分け、その下に390の支部を設けた
区部長や支部長が会員を勧誘すればするほど手数料が入ってくる
会員を増やすためのKKC本部でのセミナーには、
区部長や支部長が全国からバスを連ねて人を連れてくる
山本は買収して韓国で獲得した世界平和賞と数々の著書で出資者を信用させた
単に人を集めて出資を募るピラミッド型の組織はネズミ講にあたり処罰の対象となる
だが商品を販売すればマルチ商法となり全面禁止されていない
1997年、出資法違反により経済革命倶楽部 元会長 山本一郎は詐欺罪で逮捕
山本一郎と幹部は逮捕されたが、
相当な利益を得ている25人の区部長と390人の支部長は捕まらなかった
捕まらなかった区部長や支部長は、経済革命倶楽部のノウハウを悪用し
事件後も新たな詐欺被害が拡大した
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