137億年の物語でペストが紹介された
ネズミなどが持っているペスト菌がノミなどを介して人間に感染
感染するとリンパ節が膨れ上が、血液を通して肝臓や心臓、肺など
全身に広がり、わずか数日で死に至る
死ぬ時に皮膚に出血斑が出て黒ずんでしまうため、
中世ヨーロッパでは黒死病と呼ばれていた
ペストは時代を超えて度々流行した
●恐怖の伝染病ペスト
14世紀、ヨーロッパ各地で大流行したペスト
1330年代に中国の湖北省で発生したのが最初と言われている
それをヨーロッパに運んだのはシルクロードを行き来したモンゴルの商人
当初はフランスのマルセイユやイタリアのシチリア島など交易の盛んな都市で流行
そして1347年、ヨーロッパ全土に広がっていった
当時は原因が分からず訳の分からないデマがつきまとった
医者は患者と目が合わないように鳥のようなマスクをしていた
患者の目から発した霊気やニオイによって感染すると信じられていた
ペストは眼差しの殺人とも言われていた
たまたまユダヤ人に感染者が少なかったため、ユダヤ人への迫害が起こった
ベネツィアではペストの侵入を防ぐために海上検疫が行われていた
検疫は英語でQuarantine、イタリア語で40日を意味する
ペストの潜伏期間は40日と信じられていたので40日間停泊待機させていた事に由来している
ヨーロッパの総人口の1/3、2500~3000万人がペストによって亡くなった
●ペスト菌を発見した細菌学者:北里柴三郎
1894年、香港でペストが発生
北里は明治政府から依頼を受け、調査に乗り出す
歴史書からかつての被害状況を把握
北里たちは患者の体を調べ、ペスト菌を発見した
ペストを攻略するための第一歩を刻んだ
スポンサーリンク
コメント