誰も教えてくれない日本語
●半沢直樹の「倍返し」の使い方は間違っている
倍返しは元々悪い意味では使われていなかった
「倍返し」の意味は、ご祝儀など贈られた物に対して倍額に相当する金品を返す良い事
バレンタインは3倍返し、香典は半返し
倍返しは恩返しの時に使う言葉で、いつの間にか恩返しと仕返しを混同して使うようになってしまった
半沢直樹の名言を正しく言うならば「やられたらやり返す!2倍の仕返しだ!」
●「すいません」は間違い
元々は「済む」という動詞
「済む」とは物事がすっかり終わっているという意味
それが十分ではないので「すみません」
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●「雪辱を晴らす」は間違い
負けた事のある相手を破って名誉を取り戻す時に使う言葉
正しい言い方は「雪辱を果たす」
「雪辱」→「雪ぐ(そそぐ)」+「辱める(はずかしめる)」
晴らさなくても雪辱で目的を達成している
「屈辱を晴らす」と勘違いしているのでは?
●「的を得る」は間違い
うまく問題の要点をつかんだ意見や質問に対して使う言葉
正しくは「的を射る」
「射る」と「得る」の聞き間違いでは?
●「舌づつみを打つ」は日本語として間違っている
美味しい料理を食べた時に使う言葉
正しくは「舌鼓(つづみ)を打つ」
●「熱にうなされる」は間違い
高熱でうわ言をいう状態
正しくは「熱に浮かされる」
「夢にうなされる」と勘違いしているのでは?
●「焼けぼっくりに火がつく」は間違い
一度 縁が切れたのに再び恋心が燃え上がる事
正しくは「焼けぼっくいに火がつく」
「木杭(ぼっくい)」とは木の棒
新しい木は中々火がつかないが、一度焼けた木杭は火がつきやすい
●「姑息」は「せこい」という意味ではない
意味は、その場しのぎ、一時の間に合わせにすること
●「にやける」は「にやっと薄ら笑いをする」という意味ではない
その意味は、男性がなよなよと色っぽい様子
本来 女性に対して使わない言葉
●「おもむろ」は「突然 急いで」という意味ではない
「おもむろ」を漢字で表すと「徐」で、意味は落ち着いてゆっくり行動する
●「煮詰まる」は「物事が行き詰まる」という意味ではない
意味は、議論が十分なされ、結論の出る段階になること
「行き詰まる」と間違えやすい
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