振り込まないで詐欺の手口とは？

あのニュースで得する人損する人で紹介

●振り込まないで詐欺の手口とは？

自宅にかかってきた一本の電話

詐欺師「もしもし母さん？オレ義男だけど」

実家を離れ東京で働く息子から半年ぶりの電話

母「義男ちょっと声が変じゃない？」

詐欺師「ちょっと風邪ひいちゃっててさ」

詐欺師「それより大事なモノが全部入っているカバンを電車の中に忘れちゃってさ、駅から実家に電話かかって来てない？」

母「かかってきてないわよ」

詐欺師「カバンに携帯も入っててしばらく会社の携帯を使うようになるから番号教えとくね。」

詐欺師「あと母さんの携帯番号も教えて。ありがとう、また連絡するね」

※最初の電話でお金の話はせず母親を自在に操るホットラインを作る

何の疑いもなく登録した息子の新しい電話番号

アポ電：最初の電話で相手をダマせるか、話を聞いてくれるか値踏みする

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翌日…

詐欺師「ちょっと困ったことになっちゃってさ…」

詐欺師「実は儲け話に乗っちゃって会社の金 使い込んじゃってさ」

詐欺師「近々調査が入るみたいでヤバイんだよ」

詐欺師「明日までにお金が用意できれば上司が何とかしてくれるって言ってんだけど、まだ財布も出てきてないし、カードも止めちゃったからお金をおろせないんだよ」

詐欺師「相談なんだけど…400万円貸してほしんだ」

母「分かったなんとかするわ、お金を振り込めばいいのね？」

詐欺師「いやカードを止められちゃってるから振り込んでもらっても銀行でおろせないんだよね」

詐欺師「今から俺が実家に取りに行くよ。緊急事態だししょうがないよ。お金おろして待ってて」

母「着く時間が決まったらまた連絡ちょうだい」」

※自分が実家に取り行くと告げ警戒心を解除

本人に手渡すのだからまさか詐欺とは思わない

3時間後…銀行で400万円をおろし、息子が来るのを心待ちにしていた

詐欺師「ごめん！急に仕事が立て込んじゃってやっぱり今日そっちに行けそうにないんだ」

母「でもお金必要なんでしょ」

詐欺師「今日中にないとヤバイんだけど、でも取りに行けないからなぁ」

母「母さんどうしたらいい？」

母「今から母さんが東京に持って行こうか？」

詐欺師「いやでも悪いよ…」

母「大丈夫！母さんに任せて！」

※自分で決断したと錯覚させ使命感を植え付ける

母親が待ち合わせ場所に到着すると、携帯電話が鳴る

母「もしもし義男 着いたよ」

詐欺師「母さんほんとゴメン、やっぱり仕事抜けられなくなっちゃって」

母「せっかく顔見られると思ったのに…じゃあお金はどうすればいいのよ？」

詐欺師「それなら俺の信頼する同僚に取りに行ってもらうから、そこで待ってて」

詐欺師「同僚には書類を渡しに来た事にしとくから」

30分後…

詐欺師「義男君のお母さんですか？義男君から書類を預かってくるよう言われたんですが…」

母「息子がご迷惑をおかけしてすみません、身体に気を付けて頑張れって伝えてください」

※息子に会えなかった落胆と慣れない東京での不安感で正常な判断力を奪う

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