137億年の物語で紹介
「ハチがいなくなると人間は4年以上生きられない」
アインシュタインが人類に残した警鐘
●植物の役割
植物は地上に生きる生物すべての源になっている
植物は光合成で酸素を生み出す
この酸素が生物の進化に大きな役割を果たした
4億5000万年前、陸上にはまだ生物は存在していなかった
生物にとって有害な紫外線が現在よりも多く地表に降り注いでいた
海の中の植物が作り出した酸素によって、地球の周りにオゾン層が出来た
そのおかげで有害な紫外線が減り、生物は陸に上がる事ができた
さらに植物は動物の貴重な食料となった
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●植物の進化
およそ6億年前、海で藻の仲間が生まれた
藻の仲間たちは太陽の光を受けて栄養を作り出した
いわゆる光合成
しかし海の中だと太陽の光は深くまで届かない
4億2000万年前、そこで藻は太陽の光を求めて、次第に陸へ進出していった
水中から陸上へ上がる時、藻はコケに進化した
コケを経て、陸上にあがった植物はシダに進化
シダはその後、湿った土地を離れ、進化して木になった
そして光を求めた植物同士が競争、巨大化し森林となった
ダーウィンが植物学者の友人に宛てた手紙には「花を咲かせる植物の化石が何故ある時期に突然地球上に登場するのか、私には分かりません」
花の化石が見つかっているのは1億4000年前の地層
それ以前の地層からは全く見つかっていない
したがって突然変異で、ある時期に地球上に現れたのではと推測されている
植物はいつから花を咲かせ始めたのか?解明されていない
●地球に初めて咲いた花は?
花は葉の一部が進化したものと考えられている
世界最古の花に近いと言われているのが、ニューカレドニアに生息するアンボレラ
最初の花はあまり目立たない地味なものだった
それがやがて色鮮やかに進化を遂げていく
それまでの植物は水や風を利用して受粉していた
しかし水や風では、どこに飛んでいくか分からない為、効率が悪い
そこで植物は確実に受粉できる花を作り出した
花の色や香りで昆虫を惹き付け、その昆虫が花粉を運ぶことで効率よく繁殖する事ができた
そして多くの昆虫を惹き付けた種だけが生き残ってきた
●ハチを惹き付ける花の秘密
ハチは紫色や黄色の花を好む
赤やオレンジの花は鳥やチョウを惹き付ける
花は色によって集まる昆虫や動物を限定している
花の色は同じ花に効率よく花粉を届けてもらう工夫
●花と共に進化したハチ
毛深いハチには花粉がつきやすい
巣に持ち帰る途中で蜜と混ぜて団子状にする
花とハチはお互いに連携しながら進化を遂げていった
●姿を消すミツバチ
アメリカ農務省の研究者の調査によるとミツバチは数年前から減少を続けている
毎年実に30%ものハチが姿を消している
はっきりした原因は分かっていない
ミツバチの減少は日本やヨーロッパでも起こっており世界規模の問題となっている
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