ヤンヤンJUMPで紹介
大正8年に開通した日本唯一の本格的な山岳鉄道
●箱根登山鉄道の名物車掌:落合伸哉氏
落合さんのシフトに合わせて箱根に訪れる人もいるほど超有名人
「本日は箱根登山鉄道をご利用いただきまして誠にありがとうございます。本日この電車を担当させていただきます、運転手は清水、車掌は落合です」
妙なアクセントと言い回しが特徴
「これから登山鉄道の沿線にはさ~まざまな風景や見所スポット等が多数点在しております」
「電車はこの先トンネルを抜けますと左下には一瞬ではございますが、あおの箱根駅伝で選手が走ります函嶺洞門が見えます。なお通過は一瞬ですのでご覧になりますお客様お見逃しのないよう左手ご注目ください」
スポンサーリンク
「トンネルを抜けますとすぐ左手には小さな白色のア~チ状の橋が見えます。しっかり探さないと気づきません!チャンスは一度でございます。まもなく通過です。眼力でお探しください」
「皆さま見えましたでしょうか?もう通過しております。まもなく電車は塔ノ沢駅に到着、お出口は左側です。右手前の方には深澤銭洗弁天の姿が見えます。電車が来てしまいましたので頭の中でご想像ください」
「次は早川の渓谷にかけられました出山鉄橋を渡ります。この鉄橋1888年イギリスで製造され、最初に国鉄の東海道本線、天竜川の鉄橋としてかけられ、そのうちの一部が箱根の地に移設され現在まで使用されております。日本の鉄道橋の中では最も古く現役としても最古となります。本日は運転手の特別な配慮によりいつもの速度の2/3に落として運転をいたしております。この電車のみの特別サービスでございます」
「トンネルを抜けますとテレビなどで一躍有名となりました、あの山の神としても知られています柏原選手が走りました山登りの難関、右手に見えてまいります。国道1号線でございます。ちなみに箱根駅伝の選手、箱根湯本から大平台までわずか15分で走りきってしまいますが、皆様にただいまご乗車いただいております登山電車、大平台まではなんと……20分もかかってしまいます。電車の方が5分も遅いという衝撃の事実でございます」
「もうこれ以上急な勾配を登るのは疲れましたので、これから3回のスイッチバック、進行方向を変えながら山を登って行きます」
「一番前にございます運転席から、一番後ろにございます車掌室まで現在の高低差はなんと2m40㎝もございます」
「間もなく箱根駅伝で選手が渡ります有名な小涌谷踏切を通過いたします。この踏切電車と選手が一緒になってしまった場合、電車ではなく選手を優先して通す、大変有名な踏切として知られております」
「これから右手下にはあのジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻をはじめ、チャップリンも泊まりました有名な富士屋ホテルが見えてまいります。目印は赤色に塗られました手すりでございます。そうですあれです」
「皆さまお待たせいたしました。いよいよ右手、彫刻の森美術館でございます。車内からは世界的にも有名で貴重な作品が全て無料にてお楽しみいただけます」
終点に着くと客から車掌に拍手が送られる
スポンサーリンク
コメント