137億年の物語で紹介
●文字を発明したシュメール人
今から5500年前、メソポタミア文明を築いた
現在のイラクのチグリス川流域、当時シュメールと呼ばれた地域に住んでいた
シュメール人は農耕を発展させ、収穫したものを市場に売りに行った
そこで売り買いを記録するための使ったものが文字の始まり
およそ1万年前、物の貸し借りを管理するために使用されていた粘土細工のトークン
牛を借りた時には牛のトークンを渡し、羊を借りた時には羊のトークンを渡す
借用書の代わりとなっていた
やがてトークンを押しつけた粘土板で物の貸し借りを管理するようになる
そして今から5200年ほど前、トークンの模様や形を直接、粘土板に書くようになる
次第にバリエーションが増え、人や麦なども絵として登場する
シュメール人が絵文字を使っていたのは約200年間
絵文字を更に進化させ直線だけで意味を表す文字を作り出した
それが楔形文字
文字が生まれたことで物語も書かれた
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●ギルメシュ叙事詩
“老いた王様:ウトナピシュテムは以前、メソポタミアを襲った恐ろしい洪水を思い出していた
事前に神から洪水が起こる事を知らされていたウトナピシュテムは
船を作り、家族と多くの動物を乗せた
激しい洪水が世界を飲み込み、ウトナピシュテムとその家族以外は死に絶えた
水が引くと船は山の頂に残された
ウトナピシュテムはカラスを放ち、戻ってこなかったので近くに陸地がある事が分かった”
この一説が旧約聖書に描かれているノアの方舟に良く似ている
ギルメシュ叙事詩は1872年、大英博物館の研究員ジョージ・スミスが発見
●シュメール人の発明
・文字
・学校制度:先生の家に生徒が通う江戸時代の寺子屋のようなものだった
粘土板の作り方から文字の書き方まで教わっていた
・60進法:1時間=60分 1分=60秒
・星座(天文学)
・1週間:多くの星と違う動きをする火星、水星、木星、金星、土星には神々が宿る星と考えた
5つの星に太陽と月を加えた7つで一巡とした
●楽しみはビール
壺に麦を入れて発酵させてストローで飲むビール
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