夢の扉+で紹介
●iPS細胞実用化への秘密兵器
京大 山中教授のノーベル賞受賞で話題となったiPS細胞
人の身体のどんな組織にもなれると云う万能細胞
その実用化を加速させる世界初のロボット
・iPS細胞の自動培養装置
開発チームのリーダーは川崎重工業 システム技術開発センター 中嶋勝己
iPS細胞は再生医療や新薬の開発、難病の原因究明などに役立つことが期待され世界中の患者が実用化を待ちわびている
ところが現在、iPS細胞は大幅に不足している
細胞の培養は研究者が手作業で行っているため培養できる数におのずと限界がある
人間の動作を完全再現すれば限界を超えられる
中嶋が開発に挑んだのが究極のロボット
温度や気圧など環境に敏感なiPS細胞を安定して培養するのは極めて難しい
例えばiPS細胞を培養液にムラなく混ぜる場合、手作業では熟練した研究者が経験をもとにシャーベを揺らす
自動培養ロボットは手作業と全く同じ動きを実現
手作業では全ての工程にアルコール種毒が不可欠だが、自動培養ロボットの中は完全な密閉状態
さらに中でアルコール噴霧も行い、雑菌や誇りが入り込む余地を徹底的に排除している
一度の培養できるシャーレは最大87枚
もちろん24時間休憩いらずで動くため、その効率は手作業と比べ物にならないほど大幅にアップする
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