世界一受けたい授業で紹介
埼玉医科大学教授:市岡滋
体に痕を残さない正しい肌ケア
紫外線以外のシミの原因
●打ち身による青アザからのシミ
内出血するほどの強い打撲をすると消えないようなシミになる事がある
対処:アザが出来たら心臓より上にすぐ上げる
打撲によって生じる腫れが症状を悪くする
長引く炎症を引かせるために心臓よりも高いところに上げて組織の水分や血液を心臓に戻すことが大事
腫れを引かせることで、痕に残るシミを減らす事が出来る
●ニキビの痕が残ってしまうシミ
毛穴が詰まって感染を起こすニキビ
ニキビが痕になって残ってしまうのがフェイシャルマッサージのような肌を活性化させる行為
マッサージをすることによって肌が活性化するが、炎症も活発化してしまう
炎症がひどくなり長引けばニキビが痕になってしまう
対処:ニキビの傷跡を日光に当てない
傷口はもともと赤い色をしている
赤みは時間と共に肌色になっていく
しかし赤みを紫外線に当ててしまうと茶色や黒いシミになって残ってしまう
●ムダ毛処理が原因のシミ
毛抜きや剃刀などでムダ毛を処理した時に、毛穴が炎症、あるいは膿を持ってしまう事がある
これを毛嚢炎と云い、シミの原因となる
対処:剃る前に温めて、剃ったら水で冷やす
剃る前に温めて毛穴を開いて、剃りやすくする
剃った後に冷やす事で炎症を抑える事が出来る
●ヤケドが原因のシミ
熱いもので生じるヤケド、また近年増えている低温ヤケドでも残る可能性がある
それほど温度が高くないものに長時間皮膚が直接触れていると低温ヤケドとなる
対処:ヤケドは氷で冷やさない
氷や保冷剤で冷やすと細胞が冷え過ぎてダメージを受けて、かえって炎症となり痕が残る
水道の流水で15分ほど冷やす
ただし水ぶくれができたヤケドの場合は見かけよりも深い事があるので病院に行くことを勧める
対処:ヤケドで出来た水ぶくれは潰さない
水ぶくれは天然の絆創膏と呼ばれており自然の保護膜になっている
水ぶくれの液の中には傷を治すのに必要な成分が入っている
●虫刺されが原因のシミ
虫に刺されると痒いのでかいてしまう
すると皮膚が破壊されて、そこからばい菌が感染して広がる
最終的には痕が残ってしまう
かゆみが止まっても炎症が残っていることがある
かゆみがなくなっても赤みが引くまで薬を塗る方が良い
●キズを洗わないと起こる外傷性タトゥー
すりむきキズが出来た時、そこに砂や異物がついている事がある
それを洗い流さずにキズが治ってしまうと皮膚の下に異物が残ってしまう
キズは徹底して水で洗う事が大事
●キズを乾かさずに治すモイストヒーリング
怪我をした時に出るジュクジュク液に治癒効果がある
かさぶたがあるとこの液が活躍できず皮膚の再生を妨げられるので乾燥しないタイプの絆創膏で対処する
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