無名だったジャンヌ・ダルクを有名にしたのは？

真実発掘ミステリー　歴史はこうして作られるで紹介

信じてきた歴史が誰によってどう変えられたのか？

●フランスの英雄ジャンヌ・ダルクは何者だったのか？

フランスの英雄ジャンヌ・ダルクとは？

15世紀、イギリスとの戦争で敗北寸前だったフランスに突如現れ、軍を率いてイギリスを撃破

フランスを危機から救った英雄

彼女の人生は不可解な伝説と謎に満ちている

13歳の羊飼いの少女だったジャンヌは神のお告げでフランスを救うよう命じられる

その後軍隊を率いフランスに攻め込んできたイギリス軍を撃破したものの、最後は悪魔の声を聞く異端者として捕えられ、19歳で火あぶりの刑に処された

フランスでジャンヌ・ダルクの本が刊行されたは5005冊

その9割が死後370年が過ぎた19世紀以降に刊行されていた

なぜ死後370年が経ち、ジャンヌ・ダルクは突如「フランスを救った女戦士」として誰もが知る存在になったのか？

●370年 無名だったジャンヌ・ダルクの真実

ジャンヌ・ダルクを有名にしたのはナポレオン

1803年にナポレオンが「ジャンヌの銅像を作れ」、「ジャンヌをたたえるセレモニーをしなさい」という命令を出した

ナポレオンにはジャンヌ・ダルクを通して成し遂げたかった、ある大きな目的があった

ジャンヌ・ダルクはフランスに多大な功績を残した女性だったが、何よりナポレオンにとって最大の敵だったイギリスを破った人物

ナポレオンがジャンヌにこだわった理由はそこにある

当時、他国との戦争で連戦連勝し、国を救った英雄にのぼりつめようとしていたナポレオンには一つだけ気がかりな事があった

それは当時敵対していたイギリス

そこでナポレオンは370年前にイギリス軍を破ったジャンヌ・ダルクに目をつけた

甲冑姿のジャンヌ・ダルクはナポレオンが創り上げたイギリスを倒した軍神としてのイメージだった

スポンサーリンク