砂漠の最先端エコ都市で紹介
気温42度、アラブ首長国連邦のアブダビ
化石燃料を一切使わない自然エネルギーだけで機能する画期的な街
街の名前はマスダール・シティ
現在、およそ200人が暮らす
●風が通り抜ける街
マスダール・シティの中と外では同じ屋外なのに気温が違う
マスダール・シティの外は40℃、街の中は36℃
建物の配置を工夫して風の通り道を作る
風の搭が上空に吹いている風を取り入れ、空気の対流を応用して涼しい風を街へ送り込む
●建物の変わった構造
凹凸にデザインされたベランダ
この凹凸が陰を作り、日差しを遮る
さらに凹凸の隙間から風を取り入れる屋根
風だけを入れ、日差しを遮る構造
●ゼロエネルギービル
それぞれの屋上の建物にはソーラーパネルを設置
利用価値がなかった砂漠に広大なソーラーパネルを敷き詰め、街の電力を作っている
建物の壁に冷たい風を通し、部屋を冷却
さらに天井近くに窓を設け、暖かい空気を外へ逃がす
この部屋ではアブダビ市内に比べ電気の使用量が54%も少なくなる
一般の車は乗り入れ不可
●PRTステーション(個人用高速交通網)
無人の乗り物で移動、全て自動制御で目的地へ
動力は電気、埋め込まれた磁石で速度・コースを制御している
●ビーム・ダウン・プロジェクト
一番の特徴は作ったエネルギーを夜にも使えること
これまでの太陽ソーラーシステムは太陽が出ていないと発電することが出来なかった
しかしビーム・ダウン・プロジェクトでは太陽の動きに合わせ反射板が太陽を追尾
その光を上の円盤のような部分に集め、真下にあるオイルに反射
オイルを熱することで熱を溜め、そこで発生させた蒸気でタービンを回転させ発電する
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