みんなの家庭の医学で紹介
怖い虫刺され徹底予防
夏に気をつけたい危険な虫の症例
湿疹・あせものような赤いポツポツ 肌をボロボロにする怖い虫
●疥癬
原因は？ヒゼンダニ：人の皮膚に寄生するダニ
体長：0.4mm
紀元前から人の身体に寄生して生きてきたダニ
彼らの住処は人の皮膚の中（角質層）に棲息
ヒゼンダニは吸血しない
角質層に侵入したヒゼンダニに対してアレルギー反応を起こきることで、赤いポツポツと猛烈なかゆみが発生
さらにヒゼンダニのメスは角質の中にトンネルを掘り、卵を産む
これが疥癬トンネルと呼ばれる特異な症状
若く免疫力の高い人は自然に疥癬が治る場合がある
高齢者が感染すると治りにくく重症化の危険性も
通常疥癬：潜んでいるヒゼンダニの数が少ない為、他人には簡単には感染しない
・角化型疥癬：重症化した疥癬。皮膚がボロボロになり感染力が増す
高齢者を中心に疥癬患者は急増、12万人が感染していると考えられている
疥癬は症状が他の虫刺されとそっくりな為、専門医でも診断が難しい病
●長引く赤いポツポツが腕・腹部に拡がり疥癬トンネルがあればヒゼンダニを疑う
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みんなの家庭の医学で紹介
怖い虫刺され徹底予防
夏に気をつけたい危険な虫の症例
●アタマジラミ症
アタマジラミに寄生されて皮膚などに生じる異変の総称
アタマジラミは人の頭髪に寄生し血を吸う害虫
近年このアタマジラミが急増している
日本国内83万世帯100万人以上がアタマジラミに感染
アタマジラミ
体長：2ミリ～4ミリ
髪の毛の間を素早く移動する
１匹が1ヶ月に200個の卵を髪の毛に産む
●猛烈なかゆみが発生し炎症を引き起こす
アタマジラミの患者数はある特定の年代に集中している
小学生低学年以下の子供達を中心に流行
アタマジラミは飛んだり跳ねたりできずある事しかできない
アタマジラミが感染するチャンスは直接頭同士が接触した時のみ
アタマジラミのかゆみは吸血時に注入された唾液へのアレルギー反応
アレルギー反応は唾液が何度か注入されないと起こらない
感染当初はまったくかゆみを感じない
最初に血を吸われてから平均で4カ月後
したがってかゆみを感じた時はアタマジラミだらけの状態
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