みんなの家庭の医学で紹介
日本人の7割が悩んでいる冷え性
放っておけば便秘症、月経困難症、生理不順、膀胱炎、不妊症などの様々な病を引き起こすきっかけとなる
・北里大学 東洋医学総合研究所:東京都港区白金
漢方鍼灸治療センター 副センター長:伊藤剛
●冷え性の診察とは?
東洋医学的診察・全身12カ所の体温計測、4種類の心理検査を行う
実測用体温計で10分間計測することで身体の正確な体温がわかる
赤外線温度計で両手、両足、お腹、頬など12か所の皮膚の表面温度を測る
さらに耳の奥の温度を計測
鼓膜の温度は脳に入る動脈の温度で脳温と考えられている
冷え症患者の場合、脳の温度を測ることが非常に重要
これによりある現代型冷え性を診断できると云う
●心の冷え性
ストレスや性格など精神的要因で冷えをひどくさせる状態
・四肢末端型:手足の先が冷える
・下半身型:足・腰など下半身が冷える
・内蔵型:身体の中心が冷える
・全身型:身体全体が冷える
身体的要因による冷え性の3割にストレスなどの精神的要因が関係している事が分かってきた
心の冷え症とは身体的要因と精神的要因の2重の原因をもってしまった状態
そのため、治りにくく重い冷えの症状が出てしまう
●心の冷え性の症状
・我慢できないほどの足の冷え
・全身の冷え
・無気力感に襲われる
●冷え性の原因を探る冷え性診断38チェック
●精神的な要因
1、人の意見に左右されやすい
2、ユーモアは理解できる方だ
3、人には逆らえない
4、人を笑わせるのは上手な方だ
5、自分の評価は気になってしまう
6、楽しい事には関心がある
7、人の顔色をうかがってしまう
8、どんな場でも打ち解けられる
9、他人の目が気になる
10、新しもの好きだ
11、人の意見が気になる
12、にぎやかなのが好き
13、決心はぐらつきやすい
14、ものおじしない
15、優柔不断である
16、明るい性格だ
17、他人に指図されやすい
18、人見知りしない
19、決断が苦手である
20、よく笑う
奇数項目は周囲優先度:服従的、消極的、評価を機にするなど
偶数項目は自分優先度:個性的、活動的、自由奔放など
診断:周囲優先度が5つ以上該当し、それより自分優先度がの方が少ない場合は精神的ストレスをうけやすく「心の冷え症」になる可能性が高いと診断される
●身体的要因
・身体で熱が作れない
原因:ダイエットによるカロリー不足、運動不足で起きる筋肉量の低下など
・身体から熱が逃げやすい
原因:皮下脂肪が薄い、皮下血流が多く汗をかきやすいなど
・身体の熱を全身に運べない
原因:うっ血、動脈硬化などから起きる血行障害
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