・京都大学原子炉実験所:大阪府熊取町
1963年、核エネルギーと放射線の研究を行うためにつくられた実験用の原子炉
ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士が中心となって創設した
●ホウ素中性子捕捉療法とは?
現在、臨床研究の段階いある治療
まず体内に点滴でホウ素を入れ、腫瘍のガン細胞に集中して取り込ませる
ホウ素がガン細胞に行き渡ったところで原子炉から粒子線の中性子を照射
中性子はホウ素にあたると細胞1個分の距離で核分裂を起こす
そのエネルギーでガン細胞を一つ一つ破壊していく
これまでは放射線を患部全体に当てていたが、
ホウ素中性子捕捉療法はガンを細胞単位で破壊していく斬新な治療法
中性子が届く距離には制約があるため体の深い場所にあるガンは治療できない
現在は脳腫瘍をはじめ、首や皮膚のガンで研究がされている
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