みんなの家庭の医学で紹介
名医ならこう判断するセカンドオピニオン
●原因不明の目のぼやけ
謎の目のぼやけを解明した眼科の名医
井上眼科病院:東京都千代田区
眼科の名医:若倉雅登 病院長
●症状は目のぼやけ
メガネをかけても遠くのものがぼやけて見えるようになった
近所の眼科を訪ね、眼底、眼圧、水晶体の検査を受けるが、異常が見当たらない
ファーストオピニオンは眼精疲労
眼球を動かす筋肉が疲労しぼやけ、かすみ、痛みを感じる病
目の筋肉疲労に効く目薬を点眼したが、物が2重に見えるように
ペンを見るように指示
両目の時は2重に見えるが、片目だとはっきり見える
●若倉先生のセカンドオピニオンは「眼球が正面を向いていない」→「窮屈病」
目が正面を向いていないと物を見る時に焦点を合わせることが出来ず2重に見えてしまう
目の向きがズレる原因は
・目を動かす筋肉の麻痺
・脳の異常
若倉先生は数百人のカルテやMRI画像を見直し、症状の共通する患者を調べ解明した
2011年1月、論文を世界に発表
「窮屈病」
何らかの原因で眼球が大きくなり過ぎ骨の中で動きが制限される病
通常、眼球の成長は20歳前後で止まる
この病になるとその後も眼球が成長
骨の中で窮屈な状態になり動きが制限されてしまう
治療法はないが光の屈折を変えて2重に見えなくするプリズム眼鏡をかければ日常生活に影響はなくなる
ひどくなると目を動かす筋肉を手術したり、移動したりして治療する
スポンサーリンク
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。