みんなの家庭の医学で紹介
治らない症状を解消
名医ならこう診断する「セカンドオピニオン」
女性の特有の悩みを婦人科の名医が解決
・社会保険 相模野病院:神奈川県相模原市
婦人科腫瘍センター長:上坊敏子
子宮ガンのエキスパートとしてこれまで7000件以上の手術を執刀
毎週金曜日にセカンドオピニオン外来を行っている
34歳女性の悩み
●原因不明の腹痛
どの病院に行っても原因不明。謎の腹痛を何とかしてほしい
1、3年前から右下腹部に鈍痛
2、痛みは10分くらい続く
3、ひどい日は1日5回痛む
産婦人科で子宮筋腫が見つかったが大きくないため腹痛とは関係なし
上坊先生のセカンドオピニオンによると
●下腹部の痛みの原因とは?
・子宮筋腫:子宮の筋肉の中にできる良性のしこり
閉経するまで少しずつ大きくなるが、閉経すれば小さくなる
・子宮内膜症:子宮内膜に似た組織が様々な場所にできる
女性の15%~20%が大なり小なり持っている
・子宮腺筋症:子宮内膜に似た組織が筋肉の中にできる
月経時に出血し痛みが出る
・排卵通:排卵時に卵胞液が出たり出血する。その刺激で痛みを感じる
・クラジミア感染症:成功によって体内に侵入し炎症を起こす
・腫瘍:子宮体ガンや頚ガン、卵巣の腫瘍など
●病は痛みの時期で見分ける
子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症は月経時に痛みを伴う
排卵痛は排卵時(月経が終わってから1週間ぐらい)
クラジミア感染症、腫瘍などは不定期
追加問診
1、月経が終わって1週間後に痛み始める
2、その痛みは1週間ほど続く
3、同じ場所が同じタイミングで痛む
上坊先生のセカンドオピニオンによると
●排卵痛
月経痛より痛んだり、鎮痛剤が必要な場合がある
内膜症がある人は痛みが強くなる事も
ピルや漢方薬や鎮痛剤が効果的
妊娠している人の腹痛は切迫流産や子宮外妊娠の可能性があり
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