2010年9月6日、ほとんどの抗生物質が効かない「NDM1」と呼ばれる遺伝子を持つ新種の菌が、獨協医大病院(栃木県)を受診した患者から見つかったと云う。
NDM1遺伝子を持つ菌は、インド、パキスタン、バングラデシュが発生源とみられている
大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌がこの遺伝子を持つと、ほとんどの抗生物質が効かなくなる。
抗生物質を効かなくする酵素を作る遺伝子「プラスミド」は、ほかの腸内細菌に簡単にうつりやすいのが特徴。
同じ腸内細菌で病原性の高いサルモネラや赤痢菌などに広がる懸念がある。
感染すると尿路感染症や肺炎などが起きる
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