エチカの鏡で紹介
最新の住宅事情に詳しい不動産コンサルタント:長嶋修
住宅メーカーが近年、こぞって発表しているユニクロ物件
ユニクロの服と同様に低価格・高品質を住宅に反映させた物件
例えば
2階建ての4LDK 延べ床面積115㎡
ダイニングキッチン(10畳)・リビング(10畳)・子供部屋(5畳)・和室(6畳)・寝室(7畳)・ウォークインクロゼット
これで1000万円
・住宅メーカー アキュラホーム:東京都新宿区
ローコスト住宅
安全性・耐震性:震度7クラスの実大実験を行い半壊・倒壊は全くない
●どうやって住宅価格を下げたのか?
・窓枠の削除:通常の4辺全てに窓枠が入っている。これは外気と室内の温度差による結露で壁紙などが破損しないようにしていた。アキュラホームのローコスト住宅は最近は窓の性能が非常によくなったので横や上はいらなくなった。
窓1ヵ所:1500円 1戸につき約20000円のコストダウン
・下がり壁を削除:通常は壁と同じ材質で下がり壁という工事が必要だった。アキュラホームのローコスト住宅はドア自体の値段は少し高くなるが下がり壁の工事がいらなくなった分、コストダウン。
扉1ヵ所:1500円 1戸につき約20000円のコストダウン
・収納:通常はべニア材で別工事を行っていたが部屋と同じ壁材に変え、工事期間を短縮
収納1ヵ所:約17000円のコストダウン
・コストダウン最大の秘密:工事期間の短縮
通常の住宅つくりの過程では使う部材をそれぞれの業者が発注していたが、アキュラホームでは住宅に必要な資材を一括購入し管理している
釘やボルトなどは余裕を考えた適切な数に仕分けられる。資材はすべてスケジュール管理され現場に運ばれる
資材が入ってこないと待ち時間が発生。資材が早めに入っても指導する手間が発生。
あらゆる無駄を省き工事期間の短縮、人件費の縮小により住宅価格を下げる事に成功
なんと550万円で建てられるという新プラン「550万年住宅」まで誕生した
スポンサーリンク
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。