借用など契約書を交わす際に、押さなければならない捨印
●捨印は何のために押す?
カクイ法律事務所:石井邦尚 弁護士によると
捨印は、事前に押しておく訂正印のようなもので、
相手に対し、契約書を訂正する権限を与えることになる
捨印を押してしまうと契約書を勝手に訂正されてしまう危険性がある
言われたままに契約書に捨印を押してしまうと
当初とは異なる契約内容に変更されてしまう恐れがある
さらに恐ろしいのは、たとえ裁判で争ったとき、
捨印の意味を知らなかったと訴えても、
裁判所が書面の訂正を容認する意思があると解釈することが多い
捨印が無かったころは、契約書に間違いがあった場合、
契約者は何度も契約先に足を運び、訂正印を押していた
捨印を押すことで訂正印を押しに行かないようにすんだ
しかし契約書を持つ人が訂正できるシステムを悪用する悪徳金融が出現
近年では大手銀行をはじめ、捨印は押させず減少する傾向にある
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