●住民が作る南生協病院
名古屋駅から10分、東海道線の南大高駅
周辺には大きなマンションなどが建ち、新興住宅地が広がっている
・南生協病院:名古屋市緑区
建物はロビーを挟んで大きく2つに分かれている
診察室や検査室など病院エリアとコンビニやカフェ、レストランなどのモールエリア
ロビーは住宅地と駅とを結ぶ通路にもなっている
病院を運営しているのは、南医療生活協同組合、生協のひとつ
生協は組合が出資して事業を行う協同組合
食品や生鮮を扱う購買生協は広く知られているが、
医療の生協や、共済の生協もありそれぞれが独立して活動している
南生協病院の計画が決まった時から、どんな病院にするのか議論を始めた
それが千人会議と呼ばれる集会
組合員、医師、職員が参加し討論を重ねた
それは45回にも上り、述べ5500人が参加した
組合員の要望には、パン屋やオーガニックレストラン、病児保育を望む声も…
その要望に応えて、病院の敷地内には、石窯パン ダーシェンカを開店
その隣にはカフェレストランにんじんがオープン
2階には病児保育室にこにこが開設
体調が悪く保育園や幼稚園では預かってもらえない子供を預けておける施設
病院の総工費 約100億円のうち、約20億円を組合員が出資
生協には1000円で入会できるが、希望者は毎月出資金を積み立ていくこともできる
積み立てたお金は入院費などに使え、退会時に全額返還される
病院には常に10人ほどの組合員のボランティアがロビーでサポートしてくれる
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