ジョブチューンで紹介
鰹節職人:大茂健二郎のぶっちゃけ
●高級で美味しい鰹節ほどカビだらけ
美味しく香りを高めるために、カビを付ける
それは普通のカビ
●鰹節の作り方
・鰹を煮る
鰹の身を4本に切り分け、煮かごに並べ、
80~90℃のお湯で煮て殺菌する
90分後、カゴから取出し、扇風機で1時間 冷ます
鰹の骨を取り除き
・鰹を燻す
鰹の身には70%の水分が残っている
鰹節の水分は20%以下
熱と煙で燻し、乾燥させていく
10時間燻した後、一晩冷まし、翌朝からまた燻す作業を再開
この作業を3週間くらい続ける
燻し終わったばかりの鰹節を荒節と呼ぶ
市販されている削り節の約80%が、荒節を削ったモノ
・カビ付け
温度と湿度が自動制御された「むろ」というカビ付け室
荒節をむろの中に2週間入れるとカビにまみれる
カビが水分をさらに吸収する
さらにカビは水分だけでなく脂肪分も分解する
カビ付けした後の鰹節は臭みが無くなり出汁を取った後、すっきりした味になる
1日天日干しした後、再びむろに入れカビを付ける
カビ付け作業を8か月繰り返す
カビなしを削ったモノは、かつお削り節、
カビ付きを削ったモノは、かつおかれ削り節と表記されている
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