池上彰解説塾で紹介
世界で年間2億人以上の感染者を出し、およそ65万人が死亡するマラリア
40度を超える熱が一気に出て、激しい痙攣を起こし、死に至る事が多い感染症
熱帯地域に住むマラリアを持つ蚊が人間を刺す事で感染する
日本では第二次世界大戦中、東南アジアなどで兵士が感染
戦死による死者数に匹敵すると言われるほどマラリアによる死亡者が続出
終戦後、帰還兵が病気を持ち帰ってしまい、国内で一気に爆発
約2万8000人が感染、1950年代までに殺虫剤の開発や衛生環境の改善でマラリアは終息
●ウイルスでも細菌でもないマラリア
マラリアの原因は原虫、細菌のおよそ10倍の大きさ
人間の細胞に侵入し、栄養を略奪し成長する
マラリアの原虫は赤血球に寄生し悪さをする
薬によって退治されたはずの血液中の原虫が、実は肝臓に中に隠れている事が分かった
加齢により免疫力が弱ってきたら肝臓から血液の中に出てきて発病する
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