全国に2万人の門弟を持つ日本舞踊の最大流派:花柳流
その元4代目家元候補:花柳貴彦氏が、4代目現家元:花柳寛氏を訴えた
●花柳流お家騒動
2007年、3代目家元:花柳若葉氏が死去
その血縁にあたる貴彦氏が4代目に指名されていたが、
血縁関係にない寛氏が突然 4代目を宣言
そして貴彦氏を花柳流のふりを無断で踊ったという理由で除名した
争いを法廷の場に求めた貴彦氏
それに対し寛氏は、花柳流内の問題を裁判所に委ねるのはおかしい、と訴えの却下を求めた
また世襲制を否定していたのにも関わらず、
寛氏は5代目に自身の孫で経験の少ない大学生の芳次郎氏を指名
●花柳流の家元に集まる莫大な金
花柳流の元役員によると
家元になると莫大な金を一手に担う事になり、約2万人の門弟から集める年会費は6000円、
・主催舞踏会のお祝いや終了時のお心づけ
・花柳会年会費:6000円×2万人=毎年1億2千万円
・名取を取得するのにかかる40万円×100人=毎年4000万円
この資金の使い道は家元に決定権がある
●花柳流とは?
元禄時代、あるいは1700年頃に興った日本舞踊の流派の中では最も古い西川流
師の四代目西川扇蔵の急死によって起きた宗家相続争いで
西川流を破門された西川芳次郎が、花柳と改姓し花柳流を興した
後継者争いに負けると破門や除名されるのは日本舞踏会の常のようだ
であれば貴彦氏も自信があれば流派を立ち上げるべきではないだろうか?
現在の4代目家元にダメージを与える為だけの法廷闘争なのか…
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