機密扱いで進められてきた国産ステルス機
20年に及ぶ開発期間を経て試作機が完成した
長く尖った機首、鋭くエッジが効いた胴体
日の丸をイメージした赤と白に塗られた国産初のステルス機
防衛相が目指すのは欧米を凌駕する性能
●国産ステルス機の試作型が完成
1980年代、国産戦闘機 F2開発計画 FS-Xが持ち上がった
老朽化した国産戦闘機の代わりとなる
F2の開発を日本独自で進めようとしていたところ、
アメリカが米軍機の輸入を迫ってきた
当時、多額の対日貿易赤字を抱えていたアメリカは猛烈な政治圧力をかけた
最終的に日本政府はアメリカに屈し、
アメリカ製のF16を改造する日米共同開発となった
ところがアメリカは開発の主要な部分を開示しなかった
ステルス機開発は一度絶たれた技術の蓄積を取り戻したいと願う開発者たちのリベンジだった
●日本が目指すステルス性と高運動性の両立
平らな板に前からレーダーの電波を当てられても反射する部分が少ないので返っていかない
その平らな飛行機に高運動をさせようとするとコントロールしようと思ってもふらついてしまう
この2つを両立させる事が難しい
2000年、ステルス性を試験するための実寸モデル機を開発
2006年、1/5模型で高運動飛行を検証
2014年、悲願の国産エンジンが完成、欧米を凌ぐ性能が認められた
今後、飛行試験を繰り返し行われる
スポンサーリンク
コメント