危険な全能神教会の実態

ミヤネ屋で紹介

2014年5月28日21時ごろ、中国 山東省招遠市のファストフード店で

女性がモップの柄でメッタ打ちにされ死亡する事件が発生

「あの女は悪魔だ！除霊だ！」と中国当局に拘束された首謀者が発した

男は宗教の勧誘活動中、

ファストフード店に居合わせた女性に電話番号を教えるよう求めた

しかし女性が断ったため犯行に及んだという

この男性が入信しているのが新興宗教団体 全能神教会

中国が政府を脅かしかねない存在として邪教に指定するカルト教団

入信を断ったり脱会の意を示す者には残忍な手段も辞さない

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●危険な全能神教会の実態

1990年代頃から活動、東方閃電/実際神などと名前を使い分けている

創始者は趙維山、教団の大祭司と自称し、2000年頃にアメリカに逃亡している

その下に趙維山が神に祭り上げた女キリスト（のちに趙維山の妻となる）

大学受験に失敗し精神的に病んでしまった女性を趙維山が目を付けたという

さらにその下に趙維山が選んだ7人の大幹部＝神の化身と位置づけ、

教義による厳格なコントロールで300万人の信者に絶対服従を要求

●教義

・共産党との決戦

「中国共産党は悪魔の三位一体だ」中国共産党を大紅竜（隠語）と呼び、

「大紅竜を殺して全能神が統治する国家を作ろう」と主張している

・世界滅亡説→マヤ暦の2012年12月22日に地球は滅亡すると唱え、

全能神を信じれば救われる、と謳い拡大した

●信者

信者は高齢者、農民、出稼ぎ労働者など格差社会の負け組

さらには地方の成金など金を生み出す層も取り入れている

中国メディアは百数十万人、全能神の発表では300万人

●勧誘システム

・金銭→信者になると教団から金銭が受け取れ、

別の信者を紹介し獲得するとまた金銭を受け取ることが出来るネズミ講

・暴力で洗脳→勧誘のターゲットを殴る蹴るなどして不法な監禁なども行い洗脳

・色仕掛け→女性信者が性的手段で男性を勧誘することもある

●暴力

入会を断ったり脱会を希望したりすると「護法隊」と呼ばれる実行部隊が出動し、

耳をそぎ落とすなどの残忍な行為も行われている

●中国政府の動向

1995年、全能神を邪教に指定

中国公安は全国各地に反邪教大隊という組織を設置し、捜査員が潜入・監視している

2012年から全能神の信者1000人以上を逮捕している

●ターゲット 日本も含め世界12カ国で布教活動を行っている

元警視庁刑事 北京語通訳捜査官：坂東忠信によると

全能神の日本での活動拠点は、東京、大阪、名古屋など全国主要都市16か所

東京でいえば新大久保、北池袋、石神井公園、上野、船橋など

中国語のビラとは別に日本語の冊子も配布している

中国国内での圧力が強まれば、さらに外国での布教に力を入れてくるだろう

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