月曜から夜ふかしで紹介
●「心太(ところてん)」の漢字の由来
言語学者:金田一秀穂によると
ところてんは天草から作られる料理
昔、天草のことを「こころふと」と言っていた
「こころ」は「固まる」、「ふと」は「海藻」を意味する
●「案山子(かかし)」の漢字の由来
畑を荒らす鳥や獣を追い払うため、髪の毛や魚の頭を焼いて臭いをたてていた
臭いをかがす事から、かかしに転じた
実は中国にも同じような「案山子(あんざんし)」があった
「案山」は「平らな」、「子」は「人形」を意味する
かかしを漢字で書くのに、これを充てた
●「海豚(いるか)」の漢字の由来
「いる」は「魚」、「か」は「食べる肉」を意味する
昔の日本人はイルカを食べていたので、そう名付けられた
「豚」が充てられたのは、イルカの頭が豚に似ているから
●「羊羹(ようかん)」の漢字の由来
中国で誕生した漢字で、
「羹(あつもの)」はスープのこと
遣唐使によって伝わった「羊羹」という「ひつじのスープ」
当時、日本では羊を食べる習慣が無かった為、代わりに小豆を用いて食した
江戸時代にはそれに寒天を加えて固めた、今のようかんの形が完成
●「湯湯婆(ゆたんぽ)」の漢字の由来
鎌倉~室町時代に中国から「湯婆(たんぽ)」が伝来
「婆」は奥さん、お母さんという意味
寒い時に奥さんやお母さんの代わりに抱いて暖まるものが語源
「湯婆(たんぽ)」だけでは日本人に意味が伝わらず、頭にまた「湯」を付けた
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