2013年3月18日、スタンフォード大学などの研究チームが、
138億年前、ビッグバンで生じた重力波の存在を裏付ける証拠を見つけたと発表
●目に見えない点から生まれた宇宙
100年ほど前までは宇宙は永遠に変わらないと信じられてきた
1929年、ロサンゼルス郊外ウィルソン山 天文台で天文学者:エドウィン・ハッブルが、
いくつもの銀河が、ものすごい勢いで地球から遠ざかっている事を発見
これにより宇宙は膨張している事が証明された
1981年にインフレーション理論を提唱した自然科学研究機構:佐藤勝彦氏によると
「宇宙は無の状態から生まれた」
「無」とは存在する量が一番少ない状態
無の世界ではミクロのエネルギーが絶えず、生まれて消えている
137億9800万年前、宇宙は目に見えない素粒子ほどの小さな点だった
それが一瞬で急激に大きくなった(インフレーション理論)
そして宇宙は、高温で高密度な火の玉のようなモノに
野球のボールほどの大きさだったと考えられている
その火の玉が爆発的に膨張し、宇宙が誕生した(ビッグバン理論)
ビッグバンの1秒後には電子や陽子などの素粒子が誕生
3分後には原子番号1番の水素、2番のヘリウムが出来たと言われている
46億年前、塵やガスが集まって原始太陽系が誕生した
中心は原始太陽
周りには氷と岩の塊で出来た微惑星
微惑星が衝突と合体を繰り返し、原始惑星となっていく
地球も原始地惑星の一つだった
地表の温度は1500℃以上を超えていた
もう一つの原始惑星:テイアが原始地球に衝突
その衝突によってできたのが月
●ダークマターとダークエネルギー
ダークマターとは引っ張る力、重力を持った物質
ダークエネルギーは逆に引き離そうとする力を持ったエネルギー
宇宙全体でみると我々の目に見える物質はたった5%に過ぎない
95%は目に見えない正体不明のものに支配されている
ダークエネルギーが70%、ダークマターが残りの25%と言われている
増加するダークエネルギーによって、宇宙が引き離されて膨張が加速している
このまま膨張し続けると温度が下がり、星は輝きを失い、
宇宙は静かに消えるように死を迎えると言われている
もし将来ダークマターの力が増えれば、宇宙は引っ張られて縮んでいく
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