所さんの目がテンで紹介
●淡水魚も海水魚も育てることが出来る好適環境水
開発したのは岡山理科大学 アクアバイオ研究室:山本俊政 准教授
1リットルの水道水にナトリウム、カリウム、カルシウムを
10グラム混ぜると海水魚が生きられる好適環境水になる
山の大学にもかかわらず好適環境水を使って
マグロやフグなど15種類の海の魚の養殖に成功している
60成分ある海水の内、海水魚が生きるのに必要なナトリウム、カリウム、カルシウムの三要素
“海水魚は海水じゃないと育たない」という概念を打ち破った
山本潤教授によると、
5億年、10億年、遥か昔の海=原始海水は好適環境水に近いのではと考えている
現在の海水の塩分濃度は3.5%だが、原始海水は塩分濃度が低かったと推測される
火山活動や隕石の衝突で海水の水質は激変している
原始海水には今の海水よりも少ない成分で構成されている事に着目
海水の成分を減らしていき、3つの成分に辿り着いた
●好適環境水は魚の発育が早い
シラスウナギを海水と好適環境水に分けて同時に同じ条件で育て始めた
すると4か月後、好適環境水で育てたうなぎの体長は
海水で育てたうなぎより平均5cmも大きかった
3.5倍の高浸透圧の海水では魚の成長が抑制されている
好適環境水の塩分濃度は魚の体内塩分濃度とほぼ同じなので、
浸透圧調整がほとんど必要なくその分成長が早くなる
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