ミスターサンデーで紹介
●地面の上下運動によるGPS地震予測
GPS観測で地震予知に取り組む東大名誉教授:村井俊治
日本には衛星から電波を受信する全国1270カ所もの電子基準点と呼ばれる装置がある
自らの正確な位置情報を絶えず国土地理院に送り続けている
村井氏が気付いたのはその位置データと大地震の関係
キッカケは2003年9月26日の十勝沖地震(最大震度6度)
気になったのは基準点の縦の動き
通常1、2週間なら1、2㎝におさまる上下動が、
十勝地震の1週間前に4㎝以上という異常な数値を示した
そして現実に地震は起こった
その発見に村井氏は憑かれたように地震と地面の上下運動の相関関係を調べた
すると2007年7月16日に起きた新潟中越沖地震でも、
2008年6月14日の岩手・宮城内陸地震でも、
2ヵ月~4か月前の1週間で4㎝を超える地面の上下運動があったことを突き止めた
2011年3月11日、東日本大地震…
震災前の東北3県のデータによると2010年7月~9月にかけて1週間で4㎝を超える上下動が頻繁に起きていた
しかも9月5日の週は全国至るところが4㎝以上の異常変動が起きていた
このあまりにも異常な数値を村井氏はデータのエラーと考えてしまった
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●南海トラフ地震のキッカケとなる南海地震
2013年9月~10月にかけて四国地方各地の基準点に表れた6㎝以上の地殻異変
特に9月1日の週は東日本大震災を上回る全国規模の異常が起きていた
東日本大震災が起きたのは全国的地殻異常が起きてから半年ぐらい
とすると2013年10月から半年後…
村井氏は私財をなげうって地震予知を配信する会社を立ち上げた
・地震科学探査機構
その中で村井氏は2013年4月13日に起きた淡路島付近地震をほぼ正確に予想
2013年9月20日に起きた福島浜通りの地震もメルマガで警告していた
●新しい分析方法:累積ひずみ
2013年9月4日に起きた鳥島近海鳥島近海の地震が予見できなかった事から
新たな分析方法:累積ひずみを見出した
それは2年前の同じ月の同じ日の隆起の差を測り、
その差を半年間に渡って足していく方法
震度5弱を記録した5月5日は、従来のデータでは首都圏に全く異常が見られなかったのだが
累積ひずみをみると首都圏では大きな値になっていた
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