カンブリア宮殿で紹介
●マヨネーズを追求する企業:キユーピー
日本一卵を使うキユーピー
年間40億個、国内産 卵の10%
マヨネーズのシェアは65%
通販大手アマゾンのアメリカサイトのマヨネーズランキングは2位
「キユーピーを食べたら西洋のマヨネーズは使えなくなる」とべた褒め
欧米のマヨネーズは全卵だが、キユーピーは卵黄しか使わない
原料は卵黄、大豆などの植物油、お酢、からし粉、塩のたった5種類
マヨネーズ専用のお酢を製造する子会社も所有する
リンゴと麦芽を使用したマヨネーズに最適なお酢
さらに酸素を完全除去した劣化しにくい植物油を使用
キユーピーでは乳化の精度を上げ粒子が2/1000mmになるまで、
混ぜ合わせ滑らかさを実現している
マヨネーズのポリボトルは酸化防止のために3~5層になっている
品質を劣化させる酸素を通しにくくするため
5層の場合、7か月→10か月に賞味期限が延びた
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●キユーピーの売り上げ構成
マヨネーズを含めた調味料:27%
タマゴ事業:17%
サラダ・惣菜:19%→カット野菜のシェアは業界トップ
加工食品:11%→ジャムのアオハタはグループ会社
ファインケミカル:2%
物流システム:23%→キユーピー商品の配送は15%、残り85%は他の食品会社の配送
●マヨネーズから生まれるタマゴ事業
キユーピーはマヨネーズで使用する卵を100%活用する
卵黄を他の菌から守る卵白の成分:リゾチームの使い道はパブロンなどの風邪薬
マヨネーズには使わない卵白はケーキやかまぼこのメーカーに販売
殻は粉末にしてチョークやカルシウム剤などの原料に
殻の内側についているコラーゲンを生成する働きのある卵殻膜は、
化粧品やストッキングなどに使われている
ロッテリアが使用する目玉焼きもキユーピーの工場で作られている
●日本で初めてマヨネーズを作った創業者
日本で初めてマヨネーズを作った創業者:中島董一郎
水産関係の専門学校を卒業後、缶詰の仲卸業をしていた
缶詰の製造法を学ぶため渡米した折、鮭と玉ねぎを和えた料理が出された
そこに使われていたのがマヨネーズ
中島は日本独自のマヨネーズの開発に乗り出す
1925年、日本初となるマヨネーズを発売
●創業者が始めた制度
・社員の親に送る中元・歳暮の制度
中身は新商品を中心に良く使う定番商品
・親許送金制度
月1000円分、半年ごとに会社が仕送りする制度
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