兵庫県の山中にある理化学研究所 放射能科学総合研究センター
●世界一小さなものが見られる顕微鏡:SACLA(サクラ)
小学校の理科室にあった顕微鏡で見られるのは、皮膚の細胞レベル
その細胞の中にあるタンパク質まで見られるのが電子顕微鏡
SACLAは、そのはるか先の原子まで見る事を可能にした
その大きさは1/1000万㎜
途方もない性能を持つSACLAには新薬などの開発に大きな期待がかかっている
例えば、インフルエンザウイルスの原因を
原子レベルで突き止めれば画期的な特効薬に繋がるかもしれない
SACLAの全長は700m、遥かかなたまで加速器が並んでいる
実験棟で細胞やタンパク質をセットし、700m離れた電子銃から光が発射される
光は加速器を通して人類が作り出す最も明るい光となる
捉えた画像をスーパーコンピュータで処理すると原子が視覚化できる
原子が見える顕微鏡は、アメリカ(全長2.1㎞)やドイツ(全長3.3㎞)にもある
SACLAがスゴイのは2㎞以上に及ぶ顕微鏡を1/3に縮めた技術
SACLAを作ったのは、全て日本の職人によるものだった
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