4代目社長の大東隆行氏は創業者:加藤朝雄氏の妻の弟
●餃子の王将の半世紀の歴史
1966年、創業者:加藤朝雄氏が京都御所近くに中華料理店「王将」を開業するが閉店
中華料理店「王将」は居ぬき物件を借り開店したもの
・王将の店名の由来
実は前の店の屋号が「王将」だった
創業者の加藤氏は将棋好きのため、そのまま「王将」の名をもらった
・薪炭商で稼いだ20代
1967年、創業者:加藤氏は京都市内に「餃子の王将」1号店を開業
1969年、「仕事辞めてこっちへ来い」と誘われ、大東氏が入店する
大東氏は中学を卒業した後、薪炭商w営んでいた創業者の下で働きながら経理の専門学校に通った
そしてわずかな期間で独立し、20歳になる前から一人前の薪炭商として稼いだ
さらに夏には氷を配達・販売も手掛け、経営は順調
「王将」入店までの8年間営んでいた
1974年、直営店15店舗、フランチャイズ3店舗、株式会社「王将チェーン」を設立
1970年代後半、東京に進出
1980年~、餃子の皮、あん、麺類の製造工場「セントラルキッチン」を設立
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・バブル期に拡大投資失敗
2000年、470億円の有利子負債を抱え、大東氏が4代目社長に就任
就任後、大東氏は1週間、会社に段ボールを敷いて泊まり込んだ
「会社を引き継いだときには倒産寸前、ストレスで目が見えなくなった」
と大東氏は当時を振り返り語った
2003年、3年で黒字に転換
●餃子の王将の戦略
・餃子の研究
当時京都で人気のあった中華チェーンの目玉商品だった餃子に目をつける
研究した結果、ターゲットを肉体労働者の男性、食べ盛りの学生に絞る
ボリュームを出し、濃いめの味付けに
・餃子無料券配布&10人前食べたら無料
・ライバル店を研究 ゴミ箱のレシートもチェック
・餃子のテイクアウト
●470億円の負債をひっくり返した経営術
・店舗主導→地域や客層によってウケる料理は違う
・従業員を大切にする
社長就任時、倒産寸前の状況もリストラせず年3回のボーナス支給
従業員の誕生日には本を贈る
従業員の妻の誕生日には花束、クリスマスにはお小遣いを現金書類で送る
冠婚葬祭や一周忌にも花を贈る
・できたて(店内調理)
・徹底したデータ管理
人件費、広告宣伝費、原価率など前日までの指標が翌朝9時にはオンラインでアップされる
そのデータを見て本部のマネージャーが不振店のテコ入れにすぐ動ける
ちなみに大阪王将は、加藤朝雄の親類にあたる
大阪王将を運営するイートアンドの代表取締役社長:文野直樹の父がはじめた
餃子の王将との関係を公開しているのはイートアンド側だけで詳しい縁戚関係は不明
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