ナニコレ珍百景で紹介
●井戸を掘っても水の出ない集落
新潟県佐渡島の琴浦の宝物は17年かけて600mも掘った横穴の井戸
琴浦は、高い山もなく水源に乏しい集落なので米が採れない
何度も井戸を掘ったが水は出てこない
昭和11年、隣の集落が井戸を掘りあて米を収穫したという
隣の集落では山を横に掘ったら水が出たので、それを真似た
出ないかもしれないのに手掘りで夜通し行われた
来る日も来る日も5年間…水を求め山を掘り続けた
1941年、日本は太平洋戦争へ突入
集落の若者へも兵役が科せられ労力は激減
水は出ないまま作業は完全に止まってしまった
終戦後も生活は変わらず…そんな折、小学校の酒川校長が赴任してきた
井戸の話を聞いた酒川校長は地質を専門とする大学教授を招き、地区全域の地質調査を行った
その結果、横穴をもう少し掘れば水が出る事が分かった
1952年、掘削作業が再会されたが、水は出なかった
昭和28年3月25日、作業中止の総会が開かれることになった矢先、水が出た
井戸を掘るのに17年を費やした横穴は、高さ130㎝ほどで奥行きは600m
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