夢の扉+で紹介
気象庁の竜巻的中率はわずか5%
そんな気象観測の常識を変えるのが世界最高性能レーダ
「フェーズドアレイレーダ」
雲の中をリアルタイムに3次元で捉えることが出来る
開発したのは大阪大学大学院 准教授 牛尾知雄
通常の気象レーダはパラボラ型だが、フェーズドアレイレーダは平面
その特徴は観測時間の速さ
通常の気象レーダは5分間隔、一方、牛尾のレーダは30秒間隔
さらに3次元で雲の姿を捉えられるため、雨が空から降る様子も表現してくれる
牛尾はこのレーダでゲリラ豪雨や竜巻の元凶となる積乱雲のデータを集めている
将来、突発的な気象変化が発生した時、一秒でも早く付近の人に知らせることが出来る
●フェーズドアレイレーダ
今までの気象レーダの場合、3次元データを手に入れるには、
雲を複数回にわたって観測する必要があり、5分~10分かかっていた
通常使われているレーダよりも照射の角度を拡げ、データを一気に集める
直径2mのアンテナは半導体の技術で幅1.6㎝の細長い棒に
牛尾はこのアンテナをギリギリまで調整し、128本積み重ねた
128本のアンテナが電磁波を一度に照射
一回転すれば半径30㎞の雨雲を、わずか10秒で捉えることが出来る
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