奇跡体験!アンビリバボーで紹介
2013年8月15日、献血された血液から中南米の風土病とされていた
シャーガス病の陽性反応が日本で初めて確認された
●突然 心臓が破裂するシャーガス病
ブラジル ペルナンゴス、病院の職員だったマヌエル氏
ある日の事、元気だったマヌエル氏が突然 心臓発作に襲われ即死
解剖の結果、マヌエル氏の心臓は破裂していたことが分かった
さらに…体に異変を覚え緊急搬送された男性
彼に現れたシャーガス病の症状は、腸の巨大化
後に、両者の元凶が判明
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●寄生虫トリパノソーマ・クルージ
100年前、ブラジルの研究者:カルロス・シャーガスとオズワルド・クルズが発見
長らく貧しい農村地帯の特有の風土病と思われていた
わずか1/200ミリ程の寄生虫がシャーガス病を引き起こす
トリパノソーマ・クルージは心臓と腸の筋肉に好んで棲みつく
すると筋肉組織は機能を停止してしまう
伸縮を繰り返す心臓の中で機能しない部分が血圧で押されると、
縮むことが出来ない為、風船のように膨らんでいく
やがて心臓が耐え切れず…破裂
腸も同じように伸縮運動が機能しなくなり巨大化してしまう
元凶である寄生虫をもたらすのは吸血性の昆虫:サシガメ
中南米の貧困地域に多く見られ、土壁などに生息している
サシガメが活動を開始するのは人が寝静まった深夜
人間の柔らかい肌を好み、血を吸う
その際、痛みが全くないため気付かない
しかし刺されただけでは感染しない
実はサシガメは吸血の後にその場で糞をする事が多い
その糞の中にトリパノソーマ・クルージが無数にいる
吸血された傷口が痒くなりかいてしまうと、
糞が傷口に触れ、トリパノソーマ・クルージが人体に侵入
感染から1、2週間後、刺された部分が腫れたりする場合があるが、すぐ回復してしまう
その為、虫刺されだと思い放っておく人が多い
シャーガス病の本当の症状が現れるのは感染してから10~30年後
シャーガス病の進行を抑える薬:ベンゾニダゾールで延命は出来る
年間5万人もの人がシャーガス病で命を落としている
2013年現在、日本にいる中南米出身者は26万人
WHOによれば日本には約3000人のシャーガス病感染者がいるという
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