世界一受けたい授業で紹介
百田尚樹が「影法師」を書く時に発見した江戸時代に武士の驚きの事実
●時代劇では当たり前のように使っているが、実は江戸時代のほとんどの武士は刀を使っていない
江戸時代は戦がないので刀で人を斬る武士はいなかった
当時の武士は切捨御免と言われていたが、
実は、斬った武士も処罰されたり、時には切腹となる場合もあった
そして刀を抜いたものの相手を仕留められなかったり、
目の前で刀を抜かれた時に逃げ出したりすると、士道不覚悟と言われ、
さらに目の前で斬り合いが始まり、巻き込まれるのを恐れてその場から逃げだした場合も士道不覚悟
ひどい時には切腹させられた
江戸時代の武士にとって刀を抜くと云う事はかなりの覚悟が必要だった
そのため、一生刀を使わない武士がほとんどだった
先祖伝来の鎧や兜は売り払うか、質に出していた
黒船が来航した時に、旗本に号令がかかった
しかし家には鎧も兜もないので、古道具屋に買いに行ったが、付け方が全く分からなかったという
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●武士の家に生まれた長男以外の男たちの運命
武士の家系は先祖代々の家督を継ぐのが通例
家督を継ぐのは基本的に長男
次男や三男は後継ぎがいない武士の家の養子にならないと出世の目はない
家長となった兄の家の片隅で厄介叔父として独身のまま一生を終えるか、
家を出て町人や農民の養子になって武士としての出世を諦めるしかなかった
●百姓一揆の現実
年貢の引き下げなどを要求し、武装した農民が集団で決起する百姓一揆
実際の百姓一揆とは?静かに大勢で行って年貢をまけてくださいとお願いするモノだった
本当に戦ったら鉄砲を持っている武士に勝てるはずがない
さらに百姓が大勢斬られれば逃げていくし、少なくても武士側にも被害が及ぶ
それが江戸幕府に知られると国を治安できないと、大名が取り潰しになる
したがってなるべく穏便に済ます
しかし大名に年貢をまけてくださいとお願いすることが法律違反で死罪
大勢で行って「年貢をまけてください」と言うと、
「分かった、年貢をちょっとだけまけてやろう、その代り首謀者は斬る」となる
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